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zoom RSS 語源 【ミサイル (missile) 】

<<   作成日時 : 2017/08/06 10:58   >>

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「ミサイル」 といえば,ロケット噴射によって発射・推進される飛行体で,先頭に爆弾や,場合によっては核爆弾を装備し,誘導装置によって,目的とする地点にかなりの精度で命中させることができる兵器です。

第二次大戦の頃の爆弾は,まだ飛行機から単純に落下させるだけのものでした。どこに落ちるかはそんなに正確には分からないわけてす。ですから,何機もの戦闘機からバラバラと何個もの爆弾を落とせば,だいたい爆撃対象の地域のそれなりの範囲を破壊することはできるという前提で攻撃したわけです。

それに比べると,誘導ミサイルは,攻撃する対象をピンポイントで狙うことが可能です。中国から,ロシアから,北朝鮮から,日本の自衛隊の基地にミサイルを打ち込むことは容易なことでしょう。いやいや,アメリカからだって,その気になれば東京駅にミサイルを打ち込むことができます。

そんな高度な科学技術を駆使した,しかも核爆弾という恐怖の兵器を用いる 「ミサイル」 ですが,そのことばの元をたどって遡っていくと,もともとは石を投げたり,せいぜい弓で矢を射ったりした原始的な 〈飛び道具〉 のことでした。

つまり,英語の 「missile」 のもとは,ラテン語で 〈放つ,行かせる,投げる,送る〉の意味の 「mittere」 に発しています。 そこから 〈投げる武器〉 を意味する 「missile」 の単語が派生し,そのスペルをそのまま英語に取り入れたのです。


なお, 「missile」 の関連要素として 「missio」 を考えることができます。

「missio」 は 〈発送,派遣〉 の意味の単語要素で, 「missionary」 は 〈派遣された者〉 ということから 〈宣教師〉 を言うようになりました。日本にも各地にキリスト教系の 「ミッション・スクール」 があります。

でも, 「missio」 が意味する 〈送る,派遣〉 は,投石,弓矢,弾丸,ロケットなどのように, 〈送るだけで,戻ってくることを前提としていない〉 のです。

そうすると,ミッション・スクールの宣教師たちも,そう簡単には自分の国へ帰れないのかな・・・・。


なお,近年の 「ミサイル」 についての話題といえば,もっぱら北朝鮮が発射実験を頻繁に繰り返している状況についてです。

特に今年 (2017 年) になって,今までにない頻度で何発ものミサイルを発射しています。そのうちのいくつかは,日本の排他的経済水域ギリギリに着水しています。

それなりの高い精度で制御されているとは思いますが,何かの不具合で,日本の陸地に直接着弾することがありえないわけではありません。

北朝鮮側は,いろいろな経済制裁に屈する気配はまったくありません。困りましたね。

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** 《参考図書》 **

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http://mobility-8074.at.webry.info/201606/article_35.html

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