語源 【バーベキュー (barbecue) 】

私の勝手な思い込みなのですが,私は 「焼く」 というのは 〈食材を直に火に当てる〉 ことだと思ってきましたから, 〈鉄板やフライパンで焼いた〉 焼き肉というのがどうしてもピンとこないのです。

私が大学生の頃 (昭和 30 年代の終わり頃) に,友だちとトンチャン屋という店で得体のしれない細かい肉片を,炭火の上にかけた網の上にのせて焼きました。あれなら,私の思いどおりの 「焼き肉」 でした。

今,料理屋なんかの 「すき焼き」 がなぜ 「焼き」 なのか理解に苦しみます。


それは,まあ・・・・として,現代社会での 「焼く」 調理法が使われるのは 「バーベキュー」 ではないかと思います。まさに, 〈直火焼き〉 をするわけですから。


かつては, 「バーベキュー」 はキャンプなんかの時にやるものでしたが,今は,それ専用の道具も売られていて,家の庭なんかでも簡単にできるようになりました。このところの新型コロナウイルス感染で外出自粛が求められていて,そのストレス発散の一つとして,自宅のマンションの狭いベランダでバーベキューを楽しんでいる家族の動画がテレビで紹介されていました。

私が広島にいた時,8階建てのマンションの最上階の私の部屋の隣りの家族が,ベランダよりももっと広めのテラスで知人たちとバーベキューを楽しんでいました。ところが,煙がモクモクと立ち上がるのを近隣の人が見かけて 119 番に電話したとかで,消防自動車が何台も駆けつけたことがありました。自宅でバーベキューをやる時は,予め消防署に届けておいた方がいいのかな・・・・・・なんて。


さて,その 「バーベキュー」 は英語で 「barbecue」 ですが,もとはスペイン語の 「barbacoa」 に由来しています。

かつての大航海時代,コロンブスやマゼランなどをはじめ,コーロッパ諸国が盛んに大西洋を横断して西へ航路の開拓に出かけました。

そんな航海で,西インド諸島の住民たちが,火の周りに木の杭を打ち込んで枠を組んで,その枠に長い棒に刺した肉などを架けて焼いているのを見たわけです。

そのやり方を自国に帰って真似をしたのが, 「barbacoa」 の初まりとされています。


ですから, 「barbacoa」 にしても,英語の 「barbecue」 にしても,もともとはそういう焼き方をするための道具というか装置のことでした。どういうわけか,そこから意味が広がって,ベッド (寝台) の枠のことも 「barbecue」 と言ったそうです。

現代では,意味が拡大してきて, 〈野外や屋外で,食材を直焼きして食べる行為〉 そのものを 「berbecue」 ということが普通です。

バーベキュー.jpg

ところで,少し上の方で,ベッドの枠のことも 「barbecue」 というと書きました。

そうか・・・・・。 ベッドは人を串刺しにして焼くためのものだったのか・・・・・・。上の写真のエビの代わりにヒトだったりして・・・・・。

でも,私なんか,極端なほどの偏食家で,普段から肉や魚を食べないし,バター,チーズなどの酪製品も食べていませんから,私をバーベキューしても,絶対にまずいですからね。

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** 《参考図書》 **

記号-番号 については,

《参考図書》 リスト
http://mobility-8074.at.webry.info/201606/article_35.html

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この記事へのコメント

2020年05月13日 07:41
「お好み焼き」・「たこ焼き」を常食(?)とする大阪府民だからか、「焼肉」が鉄板でも何ら違和感を持ったことがなかったです……
ナッシー
2020年05月13日 08:13
コメント,ありがとうございます。

はい,まあ,ほとんどの人は,鉄板やフライパンで 「焼く」 という言い方に特に違和感をもたないでしょうね。

多分,私だけの変なこだわりなんだと思います。