語源 【目にあまる】

岩田さんちのドラ息子にも困ったもんだ。中学の時からいろいろ問題を起こしていたけど,高校生になってますますひどくなってきて,同級生をかつあげして,金を奪ったり,それを先生に告げ口した生徒をボコボコに痛めつけたり,女子生徒に猥褻なことをしたりなど,目にあまる行いが目立ってきた。


このように使われる 「目にあまる」 は 〈見ていられない〉 〈見過ごすことができない〉 という意味で,好ましくない悪い言動について言うことばです。よい言動について使うことはありません。


もともとの意味は, 〈数が多すぎて,全部を見渡すことができない〉 ということで,そこから, 〈全体にまで目が行きとどかない〉 ということでした。

そういう意味で, 「目にあまる」 は 〈注意・監視の目に余る〉 つまり 〈注意・監視の目が行きとどかない〉 ということを言うことばでした。

「あまる」 は 「十指に余る」 の 「余る」 と同じような意味と考えてよいと思います。

その意味の場合は,相手のよろしくない行動に,こちらの注意が行きわたらないということを言ったのですが,そういう意味での 〈見ていられない〉 〈注意がいきとどかない〉 が,なぜか, 〈相手の悪さを見るにしのびない〉 〈相手の悪い言動に我慢がならない〉 〈相手の悪い行いを許せない〉 というようなニュアンスが含まれるようになりました。

現在使われる 「目にあまる」 はこの意味で使われることがほとんどのようです。

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** 《参考図書》 **

記号-番号 については,

《参考図書》 リスト
http://mobility-8074.at.webry.info/201606/article_35.html

を参照してください。

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