語源 【いけ好かない / いけ図々しい / いけしゃあしゃあ】

これらの 3 つのことばに共通しているのは,語頭の 「いけ」 です。

いずれも,すぐ後に続く,相手に対する非難や嫌悪の気もちをさらに強めています。 「いけ」 はそういうはたらきをする接頭語です。


その 〈不快な感情を強調する〉 「いけ」 については,動詞 「生ける」 から来ているとする説がありますが,その 「生ける」 がなぜ強調の接頭語になったのか,そのいきさつの説明がないので,ちょっと納得しにくいです。

ほかにも,これはなかなか 「いける」 味だ,の 「いける」 説や, 「余計」 が 「よけい」 → 「いけい」 → 「いけ」 となったとする説や, 「いけない」 の変形説などがありますが,これらも今ひとつ説得力に欠けているように思います。

結局のところ 「いけ」 の語源ははっきりしていないようです。


それでも, 「いけ楽しい」 「いけ嬉しい」 「いけ好き」 というような,よい感情を強調する場合には 「いけ」 は使わないことだけは確かです。


ことによると,関西で 〈悪い様子〉 〈憎らしい様〉 を 「いけず」 と言いますが,その 「いけず」 から派生して 「いけ」 になったのではないかとも思います。あくまで私の個人的な思いつきですが。


なお, 「いけしゃあしゃあ」 の 「しゃあしゃあ」 は,水が勢いよくほとばし出る音ということですが,これも,それがなぜ,人に迷惑をかけたり,人を不愉快にさせても平気でいることを意味するのか,その説明がありません。

まあ,ねえ,犬が私の足を電柱とまちがえて,片足をあげてシャアシャアとオシッコをかけても,その飼い主が謝りもしないで平気でいるから 「しゃあしゃあしている」 こと・・・・・なら,納得もしますけど・・・・・。

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** 《参考図書》 **

記号-番号 については,

《参考図書》 リスト
http://mobility-8074.at.webry.info/201606/article_35.html

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