語源 【バイキング料理】

極端なぼとの偏食家の私にとって,旅館に泊まってこまるのは,そこで出される料理のほんんどが食べられないことです。

だいたい,旅館の夕食の料理って,なんであんなにたくさんのものが出てくるのでしょう。どう考えても食べきれない量です。

一度なんか,一泊 13,000 円で泊まった旅館の夕食で,とうとうご飯と,メイン料理の添え物の千切りのキャベツしか食べるものがなかったことがありました。みそ汁も底になんか魚の白い肝 (きも) みたいなのがあって,あきらめました。

私は,それ以来, 1 人の時は,絶対に旅館には泊まらないことにしてきました。

ホテルのレストランの食事なんかも,たいていはメニューの中に,食べられるものがありません。


そんな私にとって,バイキング形式のレストランは,まあまあありがたいです。

「まあまあ」 と言ったのは,和洋の両方のものが揃えられていればいいのですが,時には,洋食専門のバイキングなんかもあって,そうなると,わたしはやはりダメです。


さて,その 「バイキング料理」 ということばは,実は日本でつくられたことばなのです。

・・・・ といっても,そういう形式は,日本独自のものというわけではなく,もともとは欧米で古くからあったものです。

欧米では,こういった形式の料理のことを 「スモーガスボード (smorgasbord) 」 と言うようです。


日本で,それを 「バイキング料理」 と言うようになったのは, 1958 (昭和 33) 年に,帝国ホテルが,北欧の 「スモーガスボード」 と呼ばれていた前菜料理をヒントに,ホテルのレストランに取り入れたことが発端ということです。

「バイキング」 というのは,北欧のスカンジナビア地域のノルマン人を中心とする海賊のことで,あちこちから略奪してきた食糧を一杯並べて,豪快に食べる姿が,その当時,上映され,その映画のタイトルも 「バイキング」 だったことから,そのインパクトの強さに刺激されて,社内公募によって名づけられたというイキサツがあったとのことです。


そういえば, 「バイキング」 で思い出したことがあります。

9 年前,ある地方都市のビジネスホテルに一人で泊まりました。

夕食は,ホテルの外に出て,商店街の食堂で適当にすませたのですが,翌朝の朝食は,ホテルのレストランでバイキングだというので,そこへ行ってみました。

そんなに大きなホテルではなかったので,バイキングといっても,ご飯とみそ汁のほかは,単品のものが 20 品ぐらい並べてありました。和食的なものもいくつかありましたので,私としては特に不満もなくすますことができました。

ところが,思ったのです。

その時,レストランには客は私 1 人だけでした。朝の 7 時半から 8 時ぐらいの間,私のほかに,客はとうとう 1 人も現れませんでした。

ホテルの建物の大きさからみても,客室はせいぜい 40 室程度と思われます。

特に観光地でもないし,小さな都市ですし,宿泊が満室だったとも思えません。

どう考えても,あのバイクングとして用意された料理は余るにちがいない,と思いました。

あの,余った料理はどうするのかなあ・・・・。

ことによると,余るのを見越して,ホテルの従業員は朝食をとらないでいて,客が全部出払ってから,残りを食べたりしているのかな・・・・・・なんて。

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** 《参考図書》 **

記号-番号 については,

《参考図書》 リスト
http://mobility-8074.at.webry.info/201606/article_35.html

を参照してください。

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