《ア・ラ・カルト》 偏食

「偏食」 , 要するに食べ物の好き嫌いがあることです。

といっても,多少の好き嫌いは誰にでもあることです。

私の妻は,何でも食べますが,ニンニクだけはダメです。まあ,私もニンニクは大っ嫌いですから,助かってますけど。

納豆が嫌いという人もけっこういるのではないでしょうか。でも,納豆以外は何でも食べられるのでしたら,その場合の納豆嫌いはあまり問題にはされません。

あ,呑兵衛さんで餡子 (あんこ) が嫌いという人もけっこういます。しかし,そんなことで,アイツは偏食家だなんて誰も言いません。


「偏食」 と言われるには,もっともっと嫌いで食べられないものがたくさんあることが条件です。

私が, 〈嫌いなもの=食べられないもの〉 をあげてみます。

魚貝類のほとんど (例外はサクラエビ,チリメンジャコ) , 厚い肉, バター, チーズ, マヨネーズ, ニンニク, 納豆, オクラ, 生卵, 餃子, シューマイ, ピザ, メロン, アルコール飲料 (酒,ビール,ワイン,ウイスキーなど) , 甘酒・白酒, キムチ, その他,中華料理,韓国料理,フランス料,イタリア料理など全般

おい,お前,何を食べて生きてるんだ? とよく言われます。

はい,野菜が中心ですが,別にベジタリアンを標榜しているつもりはありません。

大好物は,ワカメのみそ汁,イナゴの佃煮,あんこトースト,ぼた餅です。

「ぼた餅」 って食事じゃないだろ,って言われますが,私にとっては立派な食事です。

子どもの頃からそうですが,ぼた餅は夕食のメニューの一つでした。現在もそうです。子どもの握りこぶしぐらいの大きさのぼた餅なら,一度に 10 個以上は食べます。


まあ,とにかく,上に書いたほど嫌いなものがたくさんあれば,それはもう立派な偏食と言っていいでしょう。

実は,私は,関わってきた仕事の分野で, 「偏食三羽烏」 に上げられていたのでした。 業界全国区の 「三羽烏」 ですよ。

でも,残念ながら私は No.1 ではなくて No.2 でした。

ちなみに,No.3 だった人は,確かに嫌いなものは多かったのですが,統一性に欠けていたのです。魚貝類の中にも,好きなものもあれば,嫌いなものもあるのです。野菜も同じです。よく分からなかったのは,天丼のエビは OK なのに,天ぷらソバのエビは NO というのです。

そこへいくと,私の場合は魚貝類がダメということでの統一性が高く評価されました。

でも,私が NO.2 に甘んじたのは,私にもちょっとした例外があったことでした。上にも書きましたが,私は魚介類の中でもサクラエビのようなものすごく小さいエビは大丈夫だったのです。あんなの,身といえるほどのものはなくて,ほとんど殻だけですから,私にとっては魚貝類に入れるほどのものではなかったのです。

ところが, No.1 の御仁は,私と同じように魚貝類がいっさいダメで,私が大丈夫だった小さなエビも N0 だったのです。

言い換えると,私はカッパエビセンは食べられましたが,その人はカッパエビセンも食べないのです。

その徹底ぶりで,私に僅差をつけて No.1 の座についたのです。要は,カッパエビセンの差で,私は No.1 になれなかったのです。


さて,世間一般には, 「偏食はよくないこと」 というのが通念になっているようです。

よく言われます。 「お前はかわいそうなヤツだ」 と。要するに,酒が飲めなくて,酒の席に出てくる食べ物のほとんどが魚介類ですから,そういう席に出ても,飲むものも食べるものもないわけです。それが 〈かわいそう〉 だというのです。

とんでもありません。私は 「善哉 (ぜんざい) 」 と 「ぼた餅」 と 「羊羹」 があれば幸せこの上なしです。


偏食は健康によくないといいます。

でも,私はこれだけ偏食があっても,これまで 77 年間,そのことが原因になるような病気にはかかっていません。

30 代の終わり頃の痔瘻 (じろう) は偏食とは関係ありません。

70 歳を過ぎてから,脳梗塞,腰痛,緑内障と病院通いが忙しくなりましたが,偏食のせいではありません。

まあ,多少は血糖値が高くなることはありますが,まだ 「糖尿病」 の診断はつけられてはいません。


お前は,子どもの頃からわがままに育てられたんだろう,と言われることがあります。

とんでもないです。私は,子どもの頃,家で出てくるものは何でも喜んで食べました。

要するに,上に書いた 〈嫌いなもの〉 は,我が家の食卓に出なかったのです。

あ,私が嫌いだから出なかったのではなく,我が家の食事のメニューに,そういったものがもともと入っていなかったのです。

・・・・ で,私の味覚は,子どもの頃にすでに完成してしまっていたので,その後,高校を卒業して,家を離れてから新たに出会った食べ物の味を受け入れることができなかったのです。ただそれだけのことです。


まあ,ねえ・・・・。私は昭和 18 年生まれですから,私の子ども時代というのは終戦後のまだ食糧難の時代でしたが,今は,いろいろな,ほんとうにいろいろな食べ物がありあまるほど世に出回っています。

これだけいろいろな食べ物があるのに,それらを全部食べなければいけないなんていうのは無茶な話です。それらのうちのいくつかが食べられなくったって栄養不良になんかなりません。

何でも食べられるにこしたことはありません。その方が便利だとは思います。しかし,偏食はけっして悪いことではありません。

偏食は立派な個性です。偏食で自己主張しましょう。

はい,私の持論です。

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