語源 【しょっちゅう】

私が子どもの頃は,夏休みなんかは,朝起きてから夜寝るまで,しょっちゅう遊んでいました。食事とトイレの時以外は。

「しょっちゅう」 をあえて漢字で書くと 「初中」 です。しかし,いきなりこの漢字で書かれると,かえって何のことか分かりにくくなります。

それもそのはずで,「しょっちゅう」 はもともとは 「初中後 (しょちゅうご) 」 ということばだったのです。つまり 〈初め〉 と 〈中間〉 と 〈最後〉 ということで,ものごとの流れを 3 段階に分けて,その最初から最後までの過程を表したことばなのでした。そこから 〈絶えず〉 とか 〈ずっと〉 というような意味が派生してきました。

その 「初中後」 の 「後」 が省略されて 「初中 (しょちゅう) 」 となり,間に促音が入って 「しょっちゅう」 と変化してきたものです。

しかし,この省略はことばの意味からしたらあってはならないことです。 3 段階の最後の段階を省略してしまったら, 〈ずっと〉 の意味をなさなくなります。それを強引に省略してしまうのですから,ことばというのはいい加減といえばいい加減です。

「起承転結」 の 「結」 を省略して,「起承転」 にしてしまって,それでも 〈起承転結〉 の意味をもたせようとするのと同じことになります。

最近の若者ことばにもけっこう大胆な省略ことばがあり,年配の人が眉をひそめたりしますが,そういう省略は,今にはじまったことではなかったわけです。

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** 《参考図書》 **

記号-番号 については,

《参考図書》 リスト
http://mobility-8074.at.webry.info/201606/article_35.html

を参照してください。

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